解決事例:高次脳機能障害 3級
解決事例:高次脳機能障害 3級
相談者:70代女性
職業:無職
後遺障害の内容:高次脳機能障害
後遺障害等級:3級3号
●事故の背景
歩行者である被害者と,車が衝突した事故です。被害者は緊急搬送され,入院し,後遺障害として高次脳機能障害が残りました。常に介護が必要な状況となり,ご家族の負担も相当なものでした。
●弁護士介入前
家族の慰謝料は認めないとしたほか,将来の介護費用に関しては,こちらの請求額の半分も認めてくれませんでした。金額としては,6000万円ほどの提示でした。
●弁護士の関わり
現在の介護費用の資料などをもとに,いかにご家族が苦労されているかを丁寧に説明しました。また,こちらの請求の根拠となる裁判例も示し,根気強く意見のすり合わせを行いました。
その結果,介護費用は当初の倍額,家族の慰謝料に関しても一部認めてくれることになり,総額として,1500万円ほど増額しました。
●所感
当人の苦しみはもちろんですが,ご家族の方も,治療や介護でかなり疲弊しておられました。そのため,早期解決を目指し,ただし,少しでも多く介護費用が賠償してもらえるよう,相手方とうまく落としどころを見つけて合意に至りました。
この事例は,弁護士草野が担当した事件です。